五十肩で腕が上がらない!夜間痛を根本改善する整体テクニックと名医の見分け方

五十肩で腕が上がらない辛さや夜間痛に悩んでいませんか?本記事では、肩関節周囲炎(五十肩)の原因から、整体による効果的な改善法、そして自宅でできるセルフケアまで徹底解説します。実は五十肩の痛みは適切なアプローチで8割以上の方が症状軽減を実感できるのです。夜も眠れないほどの痛みや、洋服の着脱さえ困難になる動作制限から解放されるための具体的テクニックと、本当に信頼できる整体院の見分け方をご紹介。病院治療との使い分けポイントも押さえて、あなたの肩の痛みを根本から改善していきましょう。

1. 五十肩で腕が上がらない!その辛い夜間痛の原因とは?

五十肩(肩関節周囲炎)に悩む多くの方が「腕が思うように上がらない」「夜中に激痛で目が覚める」という症状に苦しんでいます。これらの症状は日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、精神的な負担にもなります。

五十肩は正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、40〜60代の方に多く見られる肩の痛みと可動域制限を特徴とする疾患です。なぜ腕が上がらなくなり、特に夜間に痛みが強くなるのでしょうか?

1.1 夜間痛が起こるメカニズム

五十肩の特徴的な症状である夜間痛には、明確なメカニズムがあります。

昼間は活動することで血流が維持され、また意識的に痛みを感じる部位を庇うことができますが、夜間になると横になる姿勢により肩への圧迫が生じたり、無意識の間に痛みを誘発する姿勢をとってしまいます。また、日中の活動で蓄積された炎症が夜間に悪化することも要因の一つです。

さらに、睡眠中は体温が下がり血流が悪くなるため、肩周囲の炎症部位の血行不良が起こり、痛みを増強させます。また、交感神経の働きが弱まることで、昼間は抑えられていた痛みの感覚が強く感じられるようになるのです。

夜間痛の要因 メカニズム
姿勢による圧迫 横になることで肩関節や周囲組織に圧力がかかる
血行不良 体温低下により炎症部位の循環が悪化
神経系の変化 交感神経活動の低下により痛覚が敏感になる
日中の蓄積疲労 活動による微小損傷や炎症の蓄積

1.2 腕が上がらない原因

五十肩で腕が上がらなくなる主な原因は、肩関節周囲の組織に生じる炎症と拘縮です。

肩関節は人体の中で最も可動域が広い関節ですが、その分、複雑な構造をしており、様々な組織が連携して機能しています。五十肩では、これらの組織に以下のような問題が生じます:

  • 関節包の炎症と拘縮:肩関節を包む袋状の組織(関節包)が炎症を起こし、徐々に硬くなることで動きが制限されます
  • 肩峰下滑液包の炎症:肩の骨と筋肉の間にあるクッションの役割をする滑液包に炎症が生じます
  • 棘上筋などの腱板損傷:肩関節を動かす重要な筋肉群である腱板に微小な損傷や炎症が起こります
  • 二頭筋長頭腱の炎症:上腕二頭筋の腱部分に炎症が起こり、特に前方への挙上動作が困難になります

これらの問題が複合的に発生することで、特に外転動作(腕を横に上げる動き)や外旋動作(腕を外側に回す動き)が著しく制限され、日常生活での洗髪、着替え、高い場所の物を取るといった基本動作が困難になります

1.3 五十肩の進行段階と症状

五十肩は一般的に以下の3つの段階を経て進行します。各段階で症状の特徴が異なるため、適切な対応も変わってきます。

段階 期間 主な症状 特徴
急性期(炎症期) 発症〜2〜3ヶ月 強い痛み(特に夜間) 安静時でも痛みがあり、動かすとさらに痛む。夜間痛が最も強い時期。
拘縮期(凍結期) 3〜9ヶ月 可動域制限が顕著 痛みは徐々に軽減するが、腕が上がりにくくなる。いわゆる「凍結肩」の状態。
回復期(解凍期) 9〜15ヶ月 徐々に可動域回復 痛みはさらに軽減し、少しずつ動きが改善。適切なケアで回復を促進できる。

多くの場合、五十肩は1〜2年かけて自然治癒する傾向がありますが、適切な対応をとることで、症状の軽減や回復期間の短縮が期待できます。特に急性期の夜間痛に対する対処と、拘縮期の可動域改善のためのアプローチが重要となります。

五十肩の症状は個人差が大きく、日常生活や仕事内容によっても影響を受けます。また、左右両方の肩に発症することもあり、一度経験した方は反対側の肩にも発症するリスクが高まると言われています。

次章では、整体による五十肩の症状改善アプローチについて詳しく解説します。

2. 整体で五十肩の夜間痛と腕が上がらない症状を改善できる?

五十肩(肩関節周囲炎)で腕が上がらない、夜間に痛みが強くなるという症状に悩んでいる方にとって、整体は一つの治療選択肢となります。適切な整体施術は、肩の可動域制限や痛みの軽減に効果が期待できます。

ただし、整体は対症療法であり、五十肩を即座に完治させるものではありません。五十肩は自然経過で改善することが多い疾患ですが、その過程で適切な整体施術を受けることで、回復を促進し、痛みを緩和できる可能性があります。

2.1 整体における五十肩へのアプローチ方法

整体では五十肩に対して、主に以下のようなアプローチ方法が用いられます。

アプローチ方法 目的 効果
関節可動域の改善 凍結した肩関節の動きを取り戻す 腕が上がらない症状の改善
筋緊張の緩和 肩周囲の筋肉の緊張をほぐす 痛みの軽減、特に夜間痛の緩和
血行促進 肩周囲の血流を改善する 炎症の軽減、治癒促進
姿勢調整 肩こりや首の緊張を改善する 二次的な痛みの予防

五十肩の施術では、痛みのある肩だけでなく、背骨全体のバランスや骨盤の位置なども評価されます。肩の痛みは姿勢の問題から生じることもあるため、全身のバランスを整えることで肩への負担を減らすアプローチが重要です。

2.2 五十肩に効果的な整体テクニック

整体師が五十肩に対して用いる主なテクニックには以下のようなものがあります。それぞれの患者さんの状態や症状の段階に合わせて、適切な手技が選択されます。

2.2.1 関節モビライゼーション

関節モビライゼーションは、肩関節の動きを制限している組織に適切な刺激を与え、可動域を回復させるテクニックです。

具体的には:

  • 肩甲骨周囲の動きを改善するための軽い牽引
  • 肩関節を様々な方向に緩やかに動かす施術
  • 肩甲上腕リズムの再教育

このテクニックは特に腕が上がらない症状の改善に効果的で、徐々に可動域を広げていくことができます。ただし、急性期(発症から1ヶ月程度)の強い痛みがある場合は、刺激を弱めるなどの配慮が必要です。

2.2.2 筋肉エネルギーテクニック

筋肉エネルギーテクニック(MET)は、患者さん自身の筋力を利用して筋肉の緊張を緩和する手法です。

施術の流れ:

  1. 患者さんに特定の方向に力を入れてもらう(等尺性収縮)
  2. 数秒間維持した後、力を抜いてもらう
  3. 筋肉が緩んだタイミングで整体師が関節を優しく動かす

この方法は患者さんの協力が必要ですが、無理な力を加えないため安全性が高く、夜間痛の軽減にも効果的です。自律神経にも働きかけるため、緊張が原因で悪化する夜間の痛みを和らげる効果が期待できます。

2.2.3 ストレッチ

五十肩に対する整体では、適切なストレッチ指導も重要な要素です。施術中に行うストレッチと、自宅で継続するためのセルフストレッチ指導が含まれます。

効果的なストレッチ:

  • タオルを使った後ろへの挙上ストレッチ
  • 壁を使った可動域拡大エクササイズ
  • ペンデュラム運動(振り子運動)
  • 胸の開きを促すドアフレームストレッチ

ストレッチは痛みを伴わない範囲で行うことが重要で、「痛気持ちいい」と感じる程度の強さが最適です。無理なストレッチは症状を悪化させる可能性があるため、整体師の指導のもとで行うことをお勧めします。

整体施術の効果は個人差がありますが、特に五十肩の回復期(3〜8ヶ月頃)では、凍結した肩関節の機能回復を促進する効果が期待できます。また、定期的な施術により、日常生活での腕の使い方や姿勢の改善など、再発予防にも役立ちます。

ただし、強い炎症がある急性期や、症状が非常に重度の場合は、まず医療機関での診断と治療を優先し、医師の許可を得てから整体施術を検討することが望ましいでしょう。

3. 五十肩の夜間痛を和らげるセルフケア

五十肩による夜間痛と腕が上がらない症状は、適切なセルフケアによって大きく改善することができます。整体施術と併用することで、より効果的に症状緩和へと導くことが可能です。ここでは、自宅で実践できる効果的な方法をご紹介します。

3.1 自宅でできる簡単なストレッチ

ストレッチは五十肩の症状改善に非常に効果的です。痛みのない範囲で行うことが重要です。無理をすると症状が悪化する可能性があるため、痛みを感じたらすぐに中止しましょう

ストレッチ名 方法 効果 回数・時間
振り子運動 テーブルに健康な方の手をつき、患側の腕を自然に下げてゆっくり前後・左右に振る 肩関節の可動域改善、血行促進 1回30秒×3セット/1日3回
壁這い運動 壁に向かって立ち、指先を壁につけて少しずつ高い位置へ手を這わせる 腕の挙上制限の改善 10回×2セット/1日2回
タオルストレッチ タオルを両手で持ち、背中越しに上下に動かす 肩甲骨周囲の筋肉弛緩 10回×2セット/1日2回

これらのストレッチは、朝と就寝前の2回行うと効果的です。特に入浴後は筋肉が温まっているため、ストレッチの効果が高まります。ただし、急性期(発症から1ヶ月程度)の強い痛みがある場合は、医師や専門家に相談してから開始することをお勧めします。

3.2 夜間痛を軽減する睡眠姿勢

五十肩の夜間痛の多くは、就寝中の姿勢が原因で起こります。適切な睡眠姿勢を取ることで、夜間の痛みを大幅に軽減できます。

患側を下にして寝ることは避け、できるだけ仰向けか健康な側を下にして横向きに寝ることがおすすめです。仰向けで寝る場合は、肩の下に薄いタオルを敷くと、肩関節への圧迫を軽減できます。

睡眠姿勢 工夫ポイント 効果
仰向け 肩の下に薄いタオルを敷く、枕の高さを調整する 肩関節への圧迫を軽減、自然な肩の位置を保持
健側を下にした横向き 患側の腕の下に枕やクッションを置く 患側の肩への負担を軽減
セミファーラー位 上半身を15〜30度起こした姿勢 肩周囲の血行改善、炎症の軽減

また、就寝前に肩を温めることで、夜間の痛みを軽減できることがあります。蒸しタオルや入浴で肩を温めた後、保温性の高い素材のサポーターや腕枕を使用するのも効果的です。

3.3 日常生活での注意点

五十肩の症状改善には、日常生活での動作にも注意が必要です。特に、腕が上がらない症状を悪化させないための工夫が重要です。

肩より高い位置にある物の取り扱いは極力避け、必要な日用品は手の届きやすい位置に配置しましょう。また、重い買い物袋は患側で持たず、できるだけ健康な側で持つか、両手に分散させることが大切です。

日常生活で注意すべき点:

  • 洗濯物を干す際は、なるべく低い位置に干すか、踏み台を使用する
  • 着替えの際は、まず患側の腕から服を通し、脱ぐときは健側から脱ぐ
  • パソコン作業やスマートフォンの長時間使用を避け、定期的に肩を動かす
  • 姿勢に注意し、猫背や前傾姿勢を避ける
  • 冷房の直撃を避け、肩が冷えないように注意する

また、温熱療法と冷却療法を適切に使い分けることも効果的です。急性期(特に炎症が強い時期)は冷却、慢性期には温めることで症状が緩和されることがあります。

入浴は肩を十分に温められるよう、38〜40度のお湯に15〜20分つかることをおすすめします。ただし、熱すぎるお湯は炎症を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

これらのセルフケアを継続して行うことで、五十肩の夜間痛や腕が上がらない症状の改善が期待できます。症状が長引く場合や強い痛みがある場合は、整体や医療機関での専門的なケアを検討しましょう。

4. 五十肩の夜間痛が悪化するNG行動

五十肩の回復を遅らせ、夜間痛を悪化させる行動があることをご存知でしょうか。適切な対処法を知ることで、症状悪化を防ぎ、回復への道筋が見えてきます。ここでは、絶対に避けるべき行動と間違った対処法について解説します。

4.1 避けるべき運動や動作

五十肩の痛みを感じている時、特定の動作や運動は症状を悪化させる恐れがあります。これらの動作を無理に行うと、夜間痛が激しくなるだけでなく、回復期間が長引く可能性があります。

動作カテゴリー 避けるべき具体的な動作 理由
腕の上げ下げ 無理に腕を頭上に上げる動作、急な腕の振り動作 肩関節に過度な負担がかかり、炎症を悪化させる
負荷のかかる動作 重い荷物の持ち上げ、長時間の腕の保持 肩周囲の筋肉や腱に過度な負担がかかる
スポーツ活動 テニス、ゴルフ、水泳(特に平泳ぎ・バタフライ) 肩関節に急激な動きや繰り返しの負担がかかる
家事動作 布団干し、高い場所の掃除、重い鍋の持ち上げ 肩を不自然な角度に保持することで痛みが増す

無理に痛みを我慢して動かし続けることは、炎症を悪化させ、夜間痛を増強させる大きな原因となります。特に急性期においては、適度な休息と痛みを避ける姿勢が重要です。

また、「痛みを我慢して可動域を広げようとする」という考えは誤りです。五十肩の初期段階では、痛みの範囲内でのみ動かすことが原則となります。無理なリハビリは逆効果になる場合があります。

4.2 間違った対処法

五十肩の症状緩和のために行われがちな間違った対処法についても知っておく必要があります。これらは一時的に症状を和らげるように感じても、長期的には悪化させる可能性があります。

4.2.1 不適切な温熱・冷却療法

五十肩の状態によって、温熱療法と冷却療法の適用は異なります。

発症初期の炎症が強い時期に熱いシャワーや入浴、熱布などで温めることは、かえって炎症を悪化させて夜間痛を増強させる原因となります。急性期(発症から2〜4週間程度)は冷却が基本ですが、長期間の冷却も血行不良を招き、回復を遅らせることがあります。

慢性期に入った段階では、適度な温熱療法が効果的になりますが、熱すぎる温度での処置は避けるべきです。

4.2.2 過度な安静と不動

痛みがあるからといって、肩をまったく動かさないことも問題です。長期間肩を動かさないでいると、関節の拘縮(こうしゅく)が進み、可動域がさらに制限される「フローズンショルダー」と呼ばれる状態に進行するリスクが高まります。

適切なのは、痛みのない範囲内での緩やかなストレッチや可動域訓練です。完全に固定することは避けましょう。

4.2.3 自己判断での薬物使用

不適切な対処 リスク
市販鎮痛剤の長期連用 胃腸障害、肝機能障害などの副作用リスク
湿布薬の過度な使用 皮膚炎や薬効の低下
自己判断での消炎鎮痛剤の使用 体質によるアレルギー反応、他の疾患の見逃し

市販薬に頼りすぎると、根本的な問題解決にならず、症状の長期化につながることがあります。適切な診断と処方が重要です。

4.2.4 不適切なマッサージや刺激

痛みを和らげようとして強いマッサージや指圧を行うことは、炎症を悪化させる原因になります。特に急性期の五十肩に対する強い刺激は禁忌とされています。

また、民間療法として行われる「もみ返し」を期待したマッサージは科学的根拠に乏しく、かえって症状を悪化させることがあります。

痛みが強い時期の過度な刺激は、夜間痛を悪化させる最大の要因の一つです。刺激を与える場合は、専門家による適切な強度と方法で行われる必要があります。

4.2.5 睡眠姿勢の誤り

五十肩の方の多くが悩む夜間痛は、睡眠姿勢によっても大きく影響を受けます。

患側を下にして寝る、両腕を挙げた状態で寝る、うつ伏せ寝は肩関節に余計な負担をかけ、夜間痛を悪化させます。特に患側を下にした横向き姿勢は、体重が直接患部にかかるため避けるべきです。

適切な睡眠姿勢は、仰向けに寝て患側の腕の下に薄い枕を敷く、または健側を下にした横向き姿勢で患側の腕を体の前に自然に置く姿勢です。

以上のNG行動を避けることで、五十肩の夜間痛悪化を防ぎ、回復への道筋を整えることができます。症状に合わせた適切な対処が、五十肩からの早期回復には不可欠です。

5. 名医を見分けるポイント!信頼できる整体院の選び方

五十肩の痛みや腕が上がらない症状で悩んでいる方にとって、適切な整体院選びは治療成功の鍵となります。特に夜間痛が強い場合は、専門知識を持った施術者に診てもらうことが重要です。ここでは、信頼できる整体院や名医を見分けるポイントを詳しく解説します。

5.1 資格や経験をチェック

整体院を選ぶ際、まず確認すべきは施術者の資格と経験です。日本では、国家資格である柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師などの資格を持つ施術者が信頼の目安となります。

肩関節の解剖学的知識と五十肩(肩関節周囲炎)に対する専門的な知識を持っている施術者を選ぶことが重要です。また、スポーツ障害や肩関節疾患を得意とする整体師は、五十肩の症状に対して効果的なアプローチができる可能性が高いでしょう。

確認すべき資格 メリット
柔道整復師 骨格や筋肉の専門知識があり、五十肩の関節可動域に対する施術が得意
理学療法士 リハビリテーションの専門家で、運動療法の知識が豊富
はり師・きゅう師 東洋医学的アプローチで痛みの緩和が期待できる

整体院のウェブサイトやパンフレットに記載されている施術者の経歴や専門分野も確認しましょう。五十肩の症例数が多い施術者は、豊富な経験から効果的なアプローチ方法を心得ています。

5.2 カウンセリングの丁寧さ

初回のカウンセリングは、整体院の質を見極める重要な機会です。時間をかけて症状を丁寧に聞き取り、生活習慣や仕事内容まで含めた包括的な視点で評価してくれる整体師は信頼できる可能性が高いと言えます。

良質なカウンセリングでは以下のポイントが押さえられています:

  • いつから症状が始まったのか
  • どのような動作で痛みが出るのか
  • 夜間痛の程度と睡眠への影響
  • 日常生活でどのような制限があるか
  • これまでの治療歴と効果
  • 仕事や日常生活での腕の使い方

また、施術者が検査や触診を行いながら、あなたの状態を説明してくれるかどうかも重要です。適切な検査には以下のようなものがあります:

検査内容 確認できること
関節可動域検査 五十肩特有の制限パターンの確認
インピンジメントテスト 肩峰下インピンジメント症候群の有無
筋力テスト 筋力低下の有無と程度
姿勢分析 肩こりや首の問題との関連性

5.3 施術方針の説明

信頼できる整体師は、検査結果に基づいて明確な施術方針を説明してくれます。なぜその症状が起きているのか、どのようなアプローチで改善を目指すのかを理解しやすく説明できる施術者を選びましょう。

良い施術方針の説明には次の要素が含まれます:

  • 現在の五十肩の進行段階(炎症期、拘縮期、回復期)の説明
  • 夜間痛に対するアプローチ方法
  • 腕が上がらない原因と改善のための具体的な施術内容
  • 予想される回復過程と期間
  • 自宅でのセルフケア指導
  • 必要に応じて医療機関との連携方針

また、「即効で治る」「〇回で完治」といった過剰な効果を謳う整体院には注意が必要です。五十肩は通常、数か月から1年以上かけて徐々に回復する疾患であり、即効性を強調する施術者は避けるべきでしょう。

良質な整体院では、施術だけでなく、日常生活での動作指導や自宅でできるエクササイズ、再発防止のためのアドバイスなども提供してくれます。セルフケアの方法を丁寧に指導してくれる施術者は、患者の長期的な回復を真に考えている証拠と言えるでしょう。

また、症状によっては整形外科やリハビリテーション科などの医療機関と連携した治療が必要な場合もあります。必要に応じて適切な医療機関を紹介してくれる誠実さも、信頼できる整体師の条件の一つです。

五十肩は夜間痛がひどく、精神的にも辛い状況が続くことがあります。そんなときに、患者の痛みや不安に共感し、精神面でもサポートしてくれる施術者に出会えることは、治療の大きな支えになるでしょう。

6. 五十肩の夜間痛に効果的な病院での治療法

五十肩で腕が上がらず夜間痛に悩まされている場合、整体での施術だけでなく、病院での専門的な治療も効果的です。五十肩(肩関節周囲炎)は医学的アプローチで症状を緩和できるケースも多いため、症状の程度によって適切な治療法を選ぶことが重要です。

6.1 薬物療法

五十肩の痛みに対して、まず試されることが多いのが薬物療法です。特に夜間痛が強い場合は薬による痛みのコントロールが重要になります。

薬剤の種類 効果 特徴
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) 炎症を抑え、痛みを和らげる ロキソニン、ボルタレンなどが代表的
アセトアミノフェン 痛みを和らげる 抗炎症作用は弱いが胃への負担が少ない
筋弛緩剤 筋肉の緊張をほぐす 肩周辺の筋緊張が強い場合に併用されることがある

薬物療法は即効性がありますが、対症療法であることを理解しておく必要があります。長期間の服用は胃腸障害などの副作用リスクがあるため、医師の指示に従った適切な服用が重要です。

6.2 注射療法

薬物療法で十分な効果が得られない場合や、強い夜間痛がある場合には注射療法が検討されます。肩の痛みに直接アプローチする方法です。

ステロイド注射は五十肩の治療によく用いられ、肩関節周囲に直接投与することで強い抗炎症効果を発揮します。特に急性期の強い痛みや夜間痛に対して即効性があり、1回の注射で2〜4週間程度の効果が期待できます

また、肩関節腔内ヒアルロン酸注射も選択肢の一つです。これは関節の潤滑性を高め、動きをスムーズにする効果があります。

トリガーポイント注射は、肩周辺の筋肉の痛みのポイント(トリガーポイント)に局所麻酔薬を注入する方法で、筋肉の緊張をほぐし痛みを和らげます。

注射療法の種類 適応症状 注意点
ステロイド注射 強い炎症と痛み、特に夜間痛 頻回投与は組織障害のリスクあり
ヒアルロン酸注射 関節の動きが制限されている場合 効果の実感には数回必要なことも
トリガーポイント注射 筋肉の緊張による痛み 一時的な痛みの増強があることも

6.3 理学療法

病院での五十肩治療において、理学療法は非常に重要な役割を果たします。専門的な機器や技術を用いて、肩の機能回復を目指します。

物理療法としては、超音波療法、干渉波療法、温熱療法(ホットパック)、寒冷療法(アイシング)などがあります。これらは痛みや炎症を軽減し、血行を促進する効果があります。

病院での理学療法の最大の利点は、理学療法士による専門的な評価と個別プログラムの作成にあります。症状の進行度や個人の状態に合わせたリハビリテーションが行われるため、自己流のストレッチよりも安全で効果的です。

通常、理学療法は週2〜3回程度、数週間から数ヶ月にわたって継続されます。特に腕が上がらない状態の改善には、徐々に可動域を広げていく段階的なアプローチが効果的です。

6.3.1 代表的な理学療法テクニック

  • 関節可動域訓練(ROM訓練)
  • 筋力強化トレーニング
  • 神経筋再教育
  • 徒手療法(モビライゼーション)
  • キネシオテーピング

理学療法は痛みを和らげるだけでなく、五十肩の根本的な改善と再発防止にも効果的です。自宅でのセルフケアの指導も含めた包括的なアプローチが特徴です。

6.4 手術療法

五十肩のほとんどのケースは保存的治療で改善しますが、長期間(通常6〜12ヶ月以上)保存的治療を続けても症状が改善しない重症例では、手術療法が検討されることがあります。

手術療法が検討される主な状況は、強い夜間痛が続く場合や、著しい可動域制限により日常生活に重大な支障をきたしている場合です。ただし、五十肩に対する手術はあくまで最終手段と考えられています。

6.4.1 五十肩に対する手術療法の種類

関節鏡視下肩関節授動術は、最も一般的な五十肩の手術療法です。小さな切開から内視鏡を挿入し、拘縮した関節包や癒着を切除して可動域を改善します。低侵襲で回復が早いのが特徴です。

重症例では、麻酔下で強制的に肩関節を動かす操作授動術が行われることもあります。これは拘縮した組織を一気に引き延ばす方法です。

手術法 適応 リハビリ期間
関節鏡視下肩関節授動術 保存的治療に抵抗する重度の五十肩 約2〜3ヶ月
操作授動術 著しい可動域制限がある場合 約1〜2ヶ月

手術後は、得られた可動域を維持・改善するためのリハビリテーションが非常に重要です。通常、手術翌日から開始される早期リハビリが手術の成功を左右します。

なお、手術療法は万能ではなく、術後もリハビリテーションを継続する必要があります。また手術にはどうしても一定のリスクがつきものですので、医師と十分に相談した上で決断することが大切です。

7. 整体と病院、五十肩治療の使い分け

五十肩の治療において、整体と病院治療はそれぞれ異なるアプローチを持っています。症状の程度や状態によって適切な選択が異なるため、正しい使い分けを知っておくことが大切です。

7.1 症状の重さと治療法の選択

五十肩の症状の重さによって、最適な治療法は変わってきます。

症状レベル 特徴 推奨される治療
軽度 軽い痛みや違和感、日常生活に大きな支障なし 整体、セルフケア
中度 日常動作で痛み、夜間痛あり、腕の可動域制限 整体と医療機関の併用
重度 激しい痛み、著しい可動域制限、睡眠障害 まず医療機関での診断・治療、その後補助的に整体

特に夜間痛が強く、睡眠に支障をきたしている場合は、まず医療機関での適切な診断と痛みのコントロールが優先されます。

7.2 五十肩の進行段階と適切な治療アプローチ

五十肩は一般的に「炎症期」「拘縮期」「回復期」の3段階で進行します。各段階で治療法の選択も変わります。

進行段階 病院治療の役割 整体の役割
炎症期 消炎鎮痛剤、ステロイド注射、物理療法 軽度のリリース、周辺筋のケア(強い操作は避ける)
拘縮期 リハビリ指導、運動療法 関節モビライゼーション、筋膜リリース
回復期 機能回復のためのリハビリ 可動域改善、日常生活動作の質向上

特に拘縮期では、整体による関節の可動性改善が効果的ですが、無理な操作は逆効果になる可能性があるため、専門知識を持った施術者を選ぶことが重要です。

7.3 医学的診断の重要性

五十肩(肩関節周囲炎)と似た症状を示す疾患は複数あります。整体を検討する前に、まずは医療機関での正確な診断を受けることをお勧めします。

以下のような症状がある場合は、整体より先に医療機関を受診すべきです:

  • 外傷後の急激な痛み
  • 腕を動かすと「ゴリゴリ」という異音がする
  • 肩以外の部位にも痛みやしびれが広がる
  • 夜間痛が極度に強く、睡眠薬なしでは眠れない
  • 腕に力が入らない、脱力感がある

これらの症状は、腱板断裂や頸椎ヘルニア、神経障害など、別の疾患の可能性があります。

7.4 整体と医療の併用による相乗効果

五十肩の治療において、整体と医療機関の治療を適切に併用することで、より効果的な回復が期待できます。

効果的な併用パターンの例:

  1. 医療機関で診断と痛みのコントロール → 整体で筋緊張緩和 → 医療機関でリハビリ指導
  2. 炎症期は医療機関中心 → 拘縮期から整体を併用 → 回復期は整体とセルフケア
  3. 夜間痛がある時期は医療機関での薬物療法 → 日中の機能改善は整体

医師と整体師の連携がある場合、より安全で効果的な治療が可能です。整体を受ける際は、現在受けている医療機関での治療内容を整体師に伝えましょう。

7.5 自己判断のためのチェックポイント

以下のチェックリストを参考に、適切な治療選択を検討しましょう:

チェック項目 「はい」の場合の推奨
痛みで眠れないことが続いている 医療機関
痛み止めを服用しても効果が薄い 医療機関
腕が全く上がらない 医療機関で精査
筋肉の張りや凝りが主な症状 整体
可動域は制限されるが激しい痛みはない 整体
医師から物理療法や運動療法を勧められている 整体との併用が効果的

五十肩は自然経過でも改善する疾患ですが、適切な治療により回復期間を短縮し、症状を和らげることが可能です。症状や生活スタイルに合わせて、整体と医療機関を上手に活用しましょう。

7.6 費用対効果の観点からの選択

治療法を選ぶ際には、効果だけでなく、費用や通院負担も考慮する必要があります。

整体は健康保険が適用されない場合が多く、全額自己負担となりますが、症状によっては少ない回数で効果を感じられることもあります。一方、医療機関は保険適用で費用負担は少なくなりますが、混雑状況によっては待ち時間が長くなることもあります。

長期的な視点で考えると、初期段階で適切な医学的診断を受け、その後の治療計画に整体を組み込むことが、時間的にも経済的にも効率的なケースが多いでしょう。

痛みが強い急性期には医療機関での適切な処置と痛みのコントロール、拘縮期から回復期にかけては整体による機能改善という流れが、多くの五十肩患者さんにとって理想的です。

8. まとめ

五十肩による腕が上がらない症状や夜間痛は、適切なケアで改善が期待できます。整体では関節モビライゼーションや筋肉エネルギーテクニックが効果的です。自宅では正しい睡眠姿勢の確保や無理な動作を避けることが重要です。信頼できる整体院選びでは、国家資格である柔道整復師や鍼灸師の資格保有や症例数をチェックしましょう。症状が重い場合は、東京医科大学病院などの整形外科で薬物療法や注射療法も検討すべきです。整体と医療機関を適切に併用することで、早期回復につながります。痛みを我慢せず、早期に専門家に相談することが五十肩改善の近道です。

当院が開院する治療院は大阪市北区堺市にあります。
五十肩専門の整体を受けたい、辛い症状をどうにかしたい方一度ホームページをご覧になり、ご予約ください。

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